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御神籤神域白鷺
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白鷺の御使:御神籤を運ぶもの

御神宮から人々のもとへ、誰が御神籤を届けているのか。

白鷺の御使:御神籤を運ぶもの

姿を見た者は少ない

富士山御神宮から人々のもとへ、御神籤を運ぶのは一羽の白鷺だと伝えられている。しかし、その姿をはっきりと見たという者は、驚くほど少ない。

雲を縫うように

白鷺は雲の切れ間を縫うように飛び、迷える者のもとにだけ舞い降りるという。くちばしに咥えているのは、一本の御神籤。届け先を間違えることは、一度もないのだそうだ。

壺を振るときの風

壺を振ったときに、ふと頬をかすめるわずかな風。あれは風ではなく、白鷺が飛び立つ気配なのだと、古くから語られてきた。

なぜ白鷺なのか

なぜ白鷺が選ばれたのか、その理由を記した文献は残っていない。ただ、白は穢れのない色とされ、鷺は真っ直ぐに空を渡る鳥として、古来より人々に親しまれてきた。迷いのない一直線の飛翔――それこそが、御神籤にふさわしい姿なのかもしれない。

今日もどこかで

今日もどこかで、白鷺は雲の上を飛んでいる。あなたのもとに届いた一本も、その羽に乗って運ばれてきたのだろう。

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